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就労移行支援

「お金の教室」

2023.5.09

【「お金の教室」開催のきっかけ】

今回の「お金の教室」の相談者はKさん(20代)は身体障害、発達障害の方です。

「お金で困っている方いませんか?」と聞くと、なんだかお金がなくて困っているイメージがありますがね。今回はお金に困っているのではなく、お金の計算に困っているKさんの支援についてのお話です。

就労移行支援事業所Kompis https://kompis.workでは障がい者のお金にまつわる訓練も行っています。

Kさんは、買い物に行くと計算が苦手でついついお財布からお札を出してしまいます。そのため、いつも小銭が手元にじゃらじゃら。家に帰ってたくさん貯まった小銭をなんとかしたいと思っていました。

Kさんは「スムーズに小銭を使って買い物をしたい」「500円玉のおつりがもらえるようにお金を出したい」となりたい自分の姿をご相談されました。

「20代にもなって買い物もできないなんて!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご本人は大困りです。支援員はこの話を聞いて、正直に困っていることを話してくださったことにとても感謝しました。なぜならば、「20代にもなって買い物もできないなんて!」ってご本人が一番思っていることだからです。Kさんは何とかしたいという気持ちを支援員に「困りごと」として伝えることができたんです。

障がいをお持ちの方は、生活の中で困っていてもなかなか言い出せなかったり、解決方法はないとあきらめて、生活に不便を感じながらもそのままの生活を続けている方も多くいらっしゃいます。

わたしは、Kさんみたいに日頃の何気ないことでも「困っていること」を正直に話せることは、とても良いなと思いました。

【発達障がいがある方は特にお金の管理が苦手】

発達障がいのある方は、お金の管理がとても苦手なようです。

ついついお金を使いすぎたり、欲しいものがあるとなにも考えず衝動買いをしたり…

自立を目指している人は特にお金のことをいつまでも親に管理してもらうわけにはいかないので、早めに自分で金銭管理ができるようになると良いですね。

就労移行支援Kompisは、こんな生活の中の「困りごと」も大切な支援だと考えています。

Kさんの「お金の教室」に関する訓練内容については、また改めてご紹介したいと思います。

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